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熊本で浮気調査するなら全国チェーンのミス・シャーロックいずみ.
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浮気調査するならミス・シャーロックいずみ.
ミス・シャーロックいずみ.

ミス・シャーロックいずみ.

ミス・シャーロックいずみ.

熊本の浮気調査実例をもとに小説化しました。

明子はiPhoneを握りしめながら、躊躇していた。

旦那の武志とのこれまでの結婚生活が嫌でも頭に浮かんでくる。

武志は医者であり、現在、単身赴任中。

子供の仁志は受験生で、週末は家に帰って来て、仁志に勉強を教えるという、世間的には、いい旦那さん、いいお父さんである。

しかし、明子は、武志が自分にウソをついているのではないかと疑っていたのだった。

それも自分のほかに女がいるのではないかという、最悪の疑惑。

今まで1人で抱え込んでいたけれど、これ以上はもう耐えられない。

 

そこで、今回、探偵の看板をよく見ていたミス・シャーロックいずみ.探偵事務所に、いわゆる浮気調査を依頼しようという流れになったのであった。

こんなことはドラマの世界の話だと思っていたし、まさか我が夫が不倫なんかしている可能性が浮上するとは…。

しかしまだ確証はないのだし、疑惑なら疑惑で済むにこしたことはない。

そこまで回想して、明子はとうとう、iPhoneに登録したミス・シャーロックいずみ.探偵事務所の連絡先を押したのである。

 

通話に出てきた探偵は、思っていたよりもずっとフランクな感じだった。

てっきり、テレビに出てくるようなイメージだったのだが。

明子は藁にもすがるような思いで畳みかける。

「あ、あの、夫に女がいるかもしれないんです!」

「はい?浮気調査ということでしょうか?」

「そうです、そうです!浮気しているとしか思えなくって!」

「明子様、落ち着いて下さい。お気持ちは分かりますが」

「す、すみません」

「状況をお話しください」

「ええと、夫は医者なんです。単身赴任していて」

「はい」

「これまで週末にはちゃんと帰宅していたんですよ」

「それがしなくなったと」

「はい。本人は学会や仕事だと言い張るんですが、月に1、2回しか戻らなくなって」

「これまで、そういうことはなかったのですか?」

「最近になってからおかしくなりました」

数秒の間。

「たしかに妙ですね。いかがでしょう。この機会に浮気調査をされてみては」

「お願いできますか?ほかに疑念を払しょくできそうにありませんし、最初から考えていたんですが」

「それでは、1日、旦那さんを調査してみたいと思います」

「よろしくお願いいたします」

それから明子はミス・シャーロックいずみ.探偵事務所に出向き、正式に契約書に署名捺印したのであった。

むろん、当の武志は、まさか、そんな事態になっているとは、夢にも思っていない。

 

数日後、さっそく動き出した、調査員。

武志の単身赴任先のアパートを張り込み始めたのである。

すると、事態は数時間で動き出したのだ。

武志と若い女がアパートから出て来た!

どこに行くのかと探偵が目を凝らしていると、若い女の車に武志が乗り込み、そのまま走り去ったのだった。

 

一部始終をバッチリ撮影する探偵。

どう見ても、武志と女は職場の同僚とか、上司と部下といった感じではない。

極めて密接な関係に見えたベテラン探偵は、2人の表情や仕草などから、おそらくは肉体関係にあるのは間違いないと確信した。

おそらく前の日から武志は女をアパートに連れ込んでいたのだろうと推理した。

調査員は乗っていた車を発進させ、武志と女の車を追う。

すると、武志は、なるだけ一緒にいたかったのか県外にある女の実家らしき家までわざわざ送っていき、

そして武志は1人、電車でアパートに帰っていったのだった。

調査員は武志の女に入れ込んでる行動を気まずさを覚えつつも、仕事だと割り切って、明子に報告する。

撮影した映像を見せながら。

明子の剣幕は予想以上にすごかった。

夫は自分のことをだましていた、裏切っていた、女の正体は誰なのか?

怒鳴ったり、質問したり、泣いたり、もう、何をしているのか分からない状態である。

女探偵いずみはなんとか明子をなだめた。

「お怒りはごもっともですが、まずは落ち着いて下さい」

「私ったら…申し訳ございません」

「いえ、みなさん、そうなられますから。今後の方針なのですが」

「もう、絶対に許せません!絶対、慰謝料取りたいです!」

泣きながら訴える明子に、思わず気圧されつつも、闘志がみなぎる女探偵いずみ。

「この女と旦那さんがしていることは許されません!徹底的にやりましょう!」

女探偵いずみの心強い言葉に、ますます涙が止まらない明子であった。

さて、探偵の仕事はここからが本番である。

ミス・シャーロックいずみ.は、1ヶ月間に及んで浮気調査を実施。

武志と女の不貞の証拠を積み重ねていく。

 

相談者は我慢ができなかったのか、武志のインスタを特定して調べたり、LINEをチェックしたり。

たぶんiPhoneをロックしていないだろうと踏んだら、案の定セキュリティが緩かった。

こういうことは長年の夫婦のカンで分かるものなのだ。

武志のiPhoneは、いとも簡単に調べることができ、証拠も芋づる式に飛び出してくる。

女は遥といって、なんと武志の同じ職場の看護師であった。

家族構成は、旦那と子供。

つまり、武志も遥もW不倫をしていたのである。

遥の勤務先では、駐車場でも真横同士に停めたり、職場内で噂になってるかもしれないと思うほどの行動であった。

武志のインスタには、そんな遥とのツーショットが盛りだくさん。

匂わせ程度ならまだしも、堂々とやるとは、いい度胸というものだ。

しかも、閲覧にも制限をかけていないではないか。

武志は勉強はできたのだろうが、地頭は良くなさそうである。

だが肝心の不貞証拠は出てこない。

ほか、武志のiPhoneのボイスメモやドラレコも証拠がないか探す。

しかし不貞の証拠は出てこずミス・シャーロックいずみ.にゆだねた。

 

調査員は1か月に及ぶ調査で、若いカップルのようなデートの証拠、ホテルに向かう証拠、そして出てきた後の楽しそうな笑顔での会話、なんとも浮かれのぼせ上った証拠の数々を掴んだ!

場合によっては、車の中で、なんてこともあるではないかという証拠など、こういったことが明子のさらなる怒りを買ってしまうのは、もはや、言うまでもあるまい。

しかし、仕事だから、ミス・シャーロックいずみ.は余さず報告せざるを得ない。

「調べた結果、非常に受け入れがたい事実が判明しまして」

「構いませんから、おっしゃって下さい!」

明子は努めて冷静を装っている。

しかし、報告内容のひどさに、ほどなく臨界点を突破してしまった。

無理もない、武志の悪行はひどすぎるものだったからである。

武志は、遥のマンションに昼間に堂々と行くわ、遥の子供を幼稚園に送って行くわ、遥と子供といっしょにランチに行ったり遊んだり、あたかも、こっちが本物の家族のよう。

おまけに、遥は既婚者なのに、遥の旦那が留守のときは

遥の家へ呼び込み明子の旦那を泊まらせていたのであった。

ちなみに、遥の旦那は医者であり、武志と同じ病院に勤務していたのである。

なんともおどろくべきことではないか?

そのため旦那の勤務形態を把握していた武志は、旦那がオペや夜勤で帰宅できないタイミングを狙って、バレることもなく、

不倫しまくっていたというわけだ。

ただし、バレなかったのは、旦那にであって、明子にはバレていたのだが。

以上をすべて把握した明子は、烈火のごとく、激怒。

「信じられない!ゲス夫!なんていうクズなの?人でなし!」

「明子様。まあまあ」

「すみません。私ったら、また…」

「いえ、それよりも、今後の旦那さんとのことをご本人と協議なさってください」

「それはもちろんです!」

その後、すぐさま武志が自宅へと連れ戻されたことは言うまでもない。

すべての証拠を突きつけられた武志は、最初言い訳を散々言い放ち証拠を出せと言ってきた。

証拠は裁判になった時のことを考え小出しに遥さんとはどのような関係?

〇月〇日どこに泊まっていらしたの?と嫌味っぽく明子は言った。

武志の顔はみるみるうちに血の気が引いていき観念した。

明子の親兄弟も交えて謝罪し、その場で土下座。

裁判資料の報告書、密会写真、LINE、インスタ、iPhoneのボイスメモ、ドラレコ…ここまで揃っていては、打つ手がなかったのだろう。

武志は、遥と別れると断言し、今後も、明子以外の女性とは関係を持たないと誓ったのであった。

いろいろと不愉快な思いをさせられた明子ではあったが、武志と遥を別れさせることには成功したし、慰謝料も払ってもらえた。

いろいろ躊躇もあったけど、勇気を出して、ミス・シャーロックいずみ.に浮気調査を依頼してみてよかったと思っている。

調査自体も不貞の証拠、実家の身辺、女の名前や職場や家族構成など、大変だったと思いつつ充実感も覚えており、またこれからも依頼者のためにがんばろうと、みずからを鼓舞し、熊本の浮気・不倫の撲滅を心に誓ったのであった。

 

 

このブログは事例をもとに依頼者様に許可をいただいて個人情報を特定できないようにストーリー仕立てに作成しております。

調査方法や内容、期間などフィクションとなっており,小説化しておりますので実際とは異なります。

探偵ネタとして、読み手の方に何かお役に立てればと思います。

 

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